読書記録⑥:会計×戦略思考

こんばんわ、ポイ積です。

ビジネススクールで身につける会計×戦略思考」って本を読みました。日経新聞に仕切りに広告が出ているので買ってみました。

会計関係の本は内容的にとっつき難いものが多いのですが、タイトルのようにビジネススクールの講義形式で進めていくので大変読み易く、事例として登場する各企業の研究も面白かった。

そもそも広告がキャッチーなんだよね。

広告の問いに対する答えはしっかりと書かれていて、それはそれは面白かった。それで、この本で学んだことで、ポイ積が保有する最強ポートフォリオ株と残骸株の分析をしてみようと考えました。色々ランキングを作ってみると面白いかなと。

 

【ポイ積メモ】

  • 売上を高めるため、利益を高めるため、あるいはコストを削減するために、日々厳しい業務をこなしているはずなのに、その結果となる会社全体の売り上げや利益に対してこれだけ無頓着なのはいったいなぜだろうか。
  • 純資産の中身で最初に確認したいのは、「資本金」ではなく「利益剰余金」である。この利益剰余金は企業が稼いだ毎年の純利益が蓄積されていくところとなる。いわゆる内部留保とは、ここを指す。
  • 優良企業であるほど、資本金の額は利益剰余金に比べて少ないことが多い。
  • 手元の現金・預金と有価証券の合計額が、売り上げに対して大きな割合を占めている企業がキャッシュリッチ企業。
  • 戦略とは、分かりやすく言えば「勝ち続けるための仕組み」と定義できる。激変する競争環境で、企業はいかに勝ち続けることができるか。
  • 「衣料品小売業界内の人と僕の考え方が一番違うのは、僕はチャンスというのは既存のこの業界にはない、と考えているということだ。業界内の一般的な考え方によれば、服の需要がこれだけあるとしたら、それを業界内の人たちでいかに奪い合うか、その限られた市場を中心にして考える。洋服に対する敵対する商品は洋服しか思い浮かばない。それでは同じ狭い市場の中の同じ財布の奪い合いになってしまう。僕はそんなことではなくて、例えば携帯電話を敵と捉えれば、それよりもっと魅力があって買いたくなるような洋服とはどんな商品なのかを考える。市場をもっと幅広くみているので、そこのところの違いだと思う。」by 柳井 正
  • マーケティングとは簡潔に表現すれば「売るための仕組みを創り、これを実行すること」である。