会計×戦略思考:NTTさん

こんばんわ、ポイ積 純一郎です。

本日は決算発表があったポイ積ポートフォリオの一角・NTTさんについて、ポイ積が過去に読んだ「会計×戦略思考」で仕入れた観点も踏まえて、見てみたいと思います。

www.smgry.com

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NTTさん、久しくポイ積最強ポートフォリオの数少ない収益マイナス株だったわけですが、今回の決算発表を受けて株価が好転。収益がプラスに転じました。

増収・増益、営業収益・当期利益は過去最高を更新、来期も過去最高を更新予想。株主還元も、来期11期連続増配の5円増配などなどの好決算。初の当期利益1兆円超えや来年度の増配方針などもポイ積としては大変嬉しく思います。

さて、「会計×戦略思考」で学んだもののうち、3つほど指標化して見てきたいです。同著ではニトリさんの数字がよく取り上げられていて、絶対王者感が凄かったので、ポイ積最強ポートフォリオの比較対象で掲載します。

 

①優良倍率(ポイ積命名

同著ではまずみるべきは「利益剰余金」としています。これは企業が稼いだ毎年の純利益が蓄積されていくところになり、いわゆる内部留保です優良企業であるほど、資本金の額(+借入金)は利益剰余金に比べて少ないことが多いそうです。よって以下の計算式で弾いた数字を、優良企業かどうかをみる指標として「優良倍率」と名付けました。

優良倍率=利益剰余金÷(資本金+借入金)

 

でこれを計算すると下表の通りとなります。

 

利益剰余金①

資本金②

借入金③

優良倍率

=①÷(②+③)

王者ニトリ

612,082

13,370

50,715

955.1%

大東建託

266,899

29,060

96,748

212.1%

NTT

7,068,008

937,950

4,455,724

131.0%

武田薬品工業

1,509,906

1,668,145

22,153

89.3%

三菱商事

4,422,713

204,447

5,644,315

75.6%

Jパワー

514,401

180,502

1,643,623

28.2%

(単位:百万円)

利益剰余金が桁違いにデカいですね。これがNTTさんの強みでしょうか。でも借入金も大きいからやっぱり王者ニトリさんには遠く及びませんでした。ポイ積最強ポートフォリオの中では大東建託さんにつぐ2位。

 

②キャッシュリッチ率

「手元の現金・預金と有価証券の合計額が、売り上げに対して大きな割合を占めている企業がキャッシュリッチ企業。」との定義に従って算出。

 

現金・預金①

有価証券②

売上高③

キャッシュリッチ率

=(①+②)÷③

王者ニトリ

158,577

7,791

716,900

21.9%

武田薬品工業

966,222

0

3,197,812

30.2%

Jパワー

189,842

0

909,144

20.9%

大東建託

198,993

1,502

1,488,915

13.4%

三菱商事

1,465,905

0

12,884,521

11.4%

NTT

935,727

0

11,943,966

7.8%

(単位:百万円)

NTTさん、貧乏ですね…。利益剰余金大きいけど借入金も多かった。キャッシュがないからなんでしょうか。

 

③5年平均成長率

最後はやっぱり成長性を見ておきたい。これ将来に関わりますからね。

 

2020年度

売上高

2016年度

売上高

5年平均成長率

王者ニトリ

716,900

458,140

111.8%

三菱商事

12,884,521

6,425,761

119.0%

武田薬品工業

3,197,812

1,807,378

115.3%

Jパワー

909,144

780,072

103.9%

大東建託

1,488,915

1,411,643

101.3%

NTT

11,943,966

11,391,016

101.2%

(単位:百万円)

成長性もポイ積最強ポートフォリオの中では最低でした…。確かに規模大きい企業さんですから110%単位で伸ばしていくことはあまり期待はできませんが、ただ海外の強者たちは図体なんて関係なく爆上げしていきますからね。NTTさんにも頑張って欲しいです。

 

NTTさん、国策企業としてなのか、利益剰余金の大きさが桁違いで、そこが強みに見えましたが成長性は課題ですね。

 

決算シーズンですので、引き続き勉強も含めて3指標を追いかけていきます。