こんばんわ、ポイ積純一郎です。
半藤一利さん著の『靖国神社の緑の隊長』を読んだので記録します。
半藤一利さんは大好きな作家さんでした。「昭和史」や「幕末史」など、歴史は大好きだけど戦国時代ものがほとんどのポイ積に、明治維新や昭和史の面白さを教えてくれたのが半藤さんの著書でした。
いずれも分厚い本だけど、面白くて物凄いスピードで読み進めたことを覚えています。今年の初めのお亡くなりになったとの訃報に接し、改めて半藤さんの本を読みたいと思って購入したのが本著です。
2020年に90歳で出された本ですが、実際には30代の時に取材されてきた軍人の皆様のエピソードをピックアップしたものです。
1日かからずに読了してしまいましたが、それほどに戦争の過酷さ、悲惨さ、悲哀を感じさせるリアルなストーリーでした。やっぱり半藤さんの本は素敵です。ぜひ多くの方々に触れて欲しいと切に思います。
【メモ】
- 「戦死」というと銃撃や爆撃による死をイメージする人が多いかもしれません。けれど実際は違いました。兵士の死者はおよそ240万人と言われていますが、そのうちの7割は、食べ物や飲み物がなく、飢えて亡くなっています。最低限の食糧さえ補給されず、日本から遠く離れた山の中や、聞いたこともない名前の島で見捨てられた無残な死でした。その数、実に160万人以上です。
- 昭和天皇は、戦争の犠牲になった将兵達と一緒にA級戦犯を祀ることに不快感を抱いたようです。「だから私はあれ以来参拝していない それが私の心だ」と昭和天皇が語ったことを、近くに使えた人が記した。
- もし平和が戦争の経験の後にしか来ないならば、平和は常にあまりに来方が遅すぎる。平和は常に死者の上に築かれるのか。
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(読書記録⑨)