一気読み!知ってはいけない明治維新の真実

 こんばんわ、ポイ積 純一郎です。

小説代わりに、原田伊織氏の「知ってはいけない明治維新の真実」を読んだ。いやぁ面白かったなぁ、1日で一気読みです。

 

日本史の中でも「明治維新」や登場する志士たちが大好きという人も多いでしょうが、ポイ積はこの原田氏の側に立ちます。つまり、「明治維新」なんていうのは勝者となった薩長が勝手に作った嘘物語で、徹頭徹尾薩長史観の歴史教育の産物であるって感じです。

 

そりゃそうだ。韓国が韓国の立場で歴史教育するのと何ら変わりがない。事実を一つ一つ掘り起こしていけば、韓国の歴史教育に突きつける材料はいくらでもあるのに、またいくらでも突きつけているのに認めない。それと同じことを日本史教育においても行っているということ。勝って官軍となった薩長中心の政権が、薩長の立場に立った歴史教育を作り上げたのだと思います。帯にある「なぜ日本人は歴史を検証しないのか」っていうのが正にその通りという感じ。

 

薩長はテロで公家を脅し幕府を挑発した

勝海舟は咸臨丸で役に立たなかった

・鳥羽伏見の前線で誰も錦の御旗を見ていない

吉田松陰を神格化したのは昭和陸軍である

 

言ってみればミャンマー軍政府が、クーデターを起こした後に、自分たちを正当化する歴史教育をしているようなもんですね。ならまだ良いものの、当時薩長中心に行っていたことはテロリストの所業であったっていう点がもっと恐ろしい点ですね。

決して明治維新が日本を発展させたのではなく、そのレールは既に徳川近代が作り上げており、何もできなかった薩長中心政権はそれを踏襲しただけ。で教育は自分たち都合で、全て自分たちが作り上げたことにした。そういう教育を受けて日本人は育ったということですね。

 

この検証が進められていくことを願います。

(読書記録⑲)