武田薬品工業さん vs デング熱!

こんばんわ、ポイ積 純一郎です。

3月25日の日経新聞朝刊に「武田、EUで商品申請 デング熱ワクチン」との記事がありましたのでご紹介。

 

武田薬品工業さんは、ポイ積最強ポートフォリオのヘルスケアセクター代表として、申し分ないご活躍をいただいています。

外国人社長だったり、生え抜きが少なかったり、やや伝統的日本企業とはかけ離れた経営をされており、ホルダーとしては今後を楽しみに期待しております。

 

今回のニュースは、武田薬品工業さんが近くデング熱ワクチンをEUで承認申請するというもの。2022年度から発売し、26年度までにアジアや南米など世界30ヵ国以上での供給を目指すそうです。ちなみに意外ですが、武田さんのワクチンの海外展開は初めてだそうです。

 

なんでも蚊が媒介するデングウィルスには年間3億9,000万人が感染しており、発熱や頭痛などの症状が出て、重症化すると死に至るケースもあるそうです。熱帯や亜熱帯に多くて、そういえばポイ積の兄もインドでデング熱にかかり入院したことがあります。

 

ブラジルなどで実施した開発中ワクチンの臨床試験では、80%程度の有効性が確認されたそうで期待できます。うまくいけばピーク時に約1,700億円の年間売上高を見込むとのことで、ポイ積最強ポートフォリオでのさらなる活躍が期待されます。

 

世界のワクチン市場は、ファイザーなど英米4社で世界シェア9割を占めていて、日本勢の存在感は全くなし。コロナワクチンの開発に遅れたのもそれが原因となってます。癌治療薬などと比べると利幅が薄いのに訴訟リスクなどを抱える点が及び腰になる理由ですが、市場自体は成長していて2025年には2020年対比で7割増となる見通しもあります。

 

武田さんがこのワクチン市場に打って出て、大きな存在感を発揮できると良いですね!

 

(新聞記事⑬)