こんばんわ、ポイ積 純一郎です。
5月26日の日経新聞朝刊に、「中外、利益率4割に飛躍」との記事がありましたのでご紹介。この中で我らがポイ積最強ポートフォリオの医薬品株・武田薬品工業さんが「時価総額 武田を逆転」とディスられていました…。
何やら中外さんの収益性が急激に高まっていて、長らく10%台だった営業利益率は、今や4割に達しており、昨年の2月には武田さんの時価総額を超え、国内製薬会社ではトップに立ったとのこと。その額は10兆円に迫り、海外のメガファーマさんにも迫る勢いです。
利益率の凄さはこんな感じ。
中外製薬 38% (売上高5位)
武田薬品工業 16% (売上高1位)
アステラス製薬 11% (売上高2位)
第一三共 7% (売上高3位)
この収益力を市場が放っておきませんでした。
02年に現在世界首位のスイスロッシュの傘下に入り、「創薬スタートアップ」的な経営に転換し、2018年の血友病治療薬「ヘムライブラ」の発売が潮目を変えました。
02年の売上高2117億円は7869億円と約4倍、営業利益率は13%から38%、海外での売上比率はロッシュ傘下に入ったこともあり14%から47%と、目覚ましい成長です。
株式の6割をロッシュさんが持っていながら経営は任されており、日本市場に合わせて自由度の高い経営になっています。良い買収・提携ですね。
武田さん、頑張りましょう!