帝国ホテルさん 太っ腹投資!

こんばんわ、ポイ積 純一郎です。

3月26日の日経新聞朝刊に「帝国ホテル、2500億円投資」との記事が出ていましたのでご紹介。

 

この記事は帝国ホテルさんの第三四半期決算発表を受けてのものでしたが、先日日経新聞で建て替えのニュースが出たときは、残骸株エースの帝国ホテルさんの株価が大きく反応しました。 

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今回は寧ろ決算悪材料で株価下げましたが、大きな下げとはならず良かったです。

いずれにしても今回は帝国ホテル東京の建て替えに関する正式発表です。最大で年間売上高の5倍となる2,500億円を投じるほか、筆頭株主である三井不さんと周辺の再開発も進めます。

 

本館は2031年度に着手して2036年度の完成、タワー館は24年度にスタートして30年度の竣工を計画。再開発の総敷地面積は約23,000㎡という壮大なプロジェクトです。

先にタワー館を作って、近隣施設なども使いながら、本館建て替え中もホテル運営を続けることで収入を維持し、従業員の働く場所も確保する方針。新ホテルは現在の重厚感のある建物や丁寧な接客を残しつつ、デジタル化も進めるようです。客室も広くして、平均単価が4万円程度から5万円近くまで上げたいとのこと。

使ったことがある方はご存知かと思いますが、帝国ホテルの売りはやっぱりこの重厚感だったり、ホスピタリティだったりするので、現在の強みであるリピーターの多さなどを失わない建て替えであることが重要ですね。

 

同時に、帝国ホテルさんと三井不さんなど10社が、ホテルの立つ日比谷・内幸町周辺の再開発を行うことも発表しました。約65,000㎡の街区にオフィス、商業施設、ホテルを建てると共に、最新技術を持った企業などが集まるビジネス拠点整備、日比谷公園や駅などとも連携した防災拠点など、2018年に三井不さんが手掛けた「東京ミッドタウン日比谷」を含めて、賑わいのある街づくりを目指します。

 

ポイ積の会社はまさに隣接地帯ですので楽しみな再開発ですが、出来上がるのは2036年…。定年間近😢

 

心配は財務。帝国ホテルさんはコロナ禍においても不動産賃貸業で手堅く利益を稼ぎ出せていますが、流石に年間売上高の5倍の投資は思い切りが過ぎるのではとも。再開発の資金は三井不の支援や銀行借入で対応し、約20年間で資金回収する想定とのこと。

 

果たして計画通りになるか!?

 

(新聞記事⑭)