こんばんわ、ポイ積 純一郎です。
5月21日の日経新聞朝刊に我らが残骸株の準エース帝国ホテルさんについて、「焦る帝国ホテル『逆張り』に活路」との記事がありましたのでご紹介。
先日、帝国ホテルさんの決算について「会計×戦略思考」で分析したわけですが、その際にも記載をした拡大路線についての記事です。
全体の7割を稼ぐ「帝国ホテル東京」の2024年度からの建て替えや、京都へのホテル進出など、近鉄が資産売却の動きを見せるなどホテル業界全体がコロナ禍に苦しむ中で、老舗・帝国ホテルさんの拡大戦略を焦りと捉えています。
ポイ積分析しました通り、帝国ホテルが拡大戦略を取れるのは圧倒的な自己資本比率の高さにあり、「現状の事業環境が続いても、財務面では数年は踏ん張れる」と社長が言うほど基盤が優れています。
建て替えを決めたのは客室単価の低さ。周辺が10万円を超えるホテルばっかなのに、帝国ホテルは4万円弱と、競合に比べて遠く及ばない。この単価を4〜5万円上げにいくそうです。この課題に対する対処を焦りと捉えている模様。
ポイ積は焦りというよりも、この時期にこういう積極策を取れる財務基盤を持っているのは素晴らしいことだなと感じました。
ちょっとしたら売るつもりですが、それまで頑張れ帝国ホテルさん!