こんばんわ、ポイ積 純一郎です。
このページでは3メガ損保と上場している大手生保3社を色々比較しています。ご存知の方も多いかと思いますが、生保は相互会社という形態をとっていて上場していない会社が多く、生保界の雄である日本生命さんや明治安田生命さんといった有力生保でも上場をしていません。
よってここでは上場している第一生命ホールディングス、かんぽ生命、T&Dホールディングスの3社を比較対象としています。規模等のランキングは業界地図さんを参考に作成しています。
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保険料規模ランキング
2022年度:損保
損保の正味収入保険料ランキングです。
長年にわたり損保業界の絶対王者ともいえる存在である東京海上さん、規模、利益共に首位の座を譲りません。先行して欧米でのM&A戦略を展開し、確固たる地位を築いています。
BIG MOTOR関連の記事で業界を賑わす損保ジャパンの持ち株会社であるSOMPOさんは利益も減少、株価にどのような影響を与えているのでしょうか。櫻田CEOの進退も気になるところですね。
MS&ADさんは、三井住友海上さん、あいおいニッセイ同和損保さんと中核会社と言える会社が2社存在しており、今後の子会社の整理は興味のあるところです。
表を見てお気づきかも知れませんが、テレビCMなど各種媒体での露出が多いソニー損保さんですが、3メガ損保に比べればまだまだ小さな存在です😗
2022年度:生保
生保の保険料等収入ランキングです。
比較対象としている会社以外も含めてランキングしてみました。日本生命さんは、日本生命さんが出資している主な生保会社も含めた実績となっています。
ご覧の通り、日本生命さんと第一生命さんが抜き出た存在として凌ぎを削っています。国内首位の日本生命さんも海外事業などを含めると現段階では第一生命さんの後塵を拝しています。このデッドヒートはしばらく続きそうです。
明治安田生命さんが純利益では第一生命さんを上回るなど存在感のある三番手。
T&Dホールディングスは大同生命、太陽生命を主力とする生保グループで、TKCと提携した中小企業開拓などの特色を持っていますが、こちらも基礎利益が課題に見えます。
NEW! 株価騰落率比較(2023年9月末時点)
2020年12月末の株価を起点に、毎月月末の株価をプロット。現時点の株価の騰落率を比較しています。損保を実線、生保を点線としてみました。
【直近1年の株価騰落率推移(2020年12月末対比)】
第一生命さんがやや抜けた存在でしたが、昨年7月の急落以降、東京海上さん、T&Dさんと共に反発し、現在は三つ巴の様相です。
高配当株の損保株は、現在ビッグモーター問題、カルテル問題で揺れていますが、大きなサゲには至っておらず、一方でビッグモーターでやり玉にあがる損保ジャパンさんが相対的に厳しい状況です。
一人負け状態のかんぽ生命さんではありますが、日経平均は上回っている状況ですから、保険業界自体が強い業界ということですね。
【直近1年の株価推移】
配当利回りランキング(23年度決算予想)
【2023年9月末時点】
さすがに損保株は軒並み高配当ですね🎊
ビッグモーターで揺れる損保ジャパンは株価が下がり凄まじい利回りに😵💫
PBR割安ランキング(2023.10.23現在)
PBR(株価純資産倍率)は値が低いほど割安と判断されます。
PER(株価収益率)も参考表示しますが、こちらも値が低いほど株価は割安と判断されます。
一番割高でも伸び続ける東京海上が凄いですね😵
各社の主要なニュース
保険業界の株価材料になりそうな、もしくはなった主要なニュースをピックアップします。基本的には全て日経新聞です。貼ってあるリンクはオンライン有料会員しか見れないものもありますので、ご容赦ください。
業界共通
2023年9月:損保4社でシェア9割、ゆがむ競争 事前調整が常態化
損保業界でカルテルが常態化していたというニュースで業界に激震が走っていますが、株価には大きな影響を与えていないのが味噌ですね😐https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB281QV0Y3A920C2000000/
SOMPO
2023年9月:損保ジャパン「シロ」ゼロで取引再開 売り上げ偏重の代償
ワイドショーも賑わせるのが損保ジャパンとビッグモーターの癒着問題ですね💦
ネット界隈でもビッグモーター問題、ジャニーズ問題を同視し、ビッグモーター≒ジャニーズ、損保ジャパン≒マスゴミみたいな認識が広がりを見せています。SOMPO、しばらく厳しいですね…
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB11BNO0R10C23A9000000/
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