リース業界大手6社を徹底比較(2022年7月末時点)

こんばんわ、ポイ積 純一郎です。

このページではリース業界の大手6社を色々比較しています。業界地図さんを参考に、独立系で業界の雄・オリックスさん、そしてメガバンク・商社系からは5社、三菱HCキャピタルさん、三井住友ファイナンス&リースさん、東京センチュリーさん、芙蓉総合リースさん、みずほリースさん以上、6社の比較です。

但し、三井住友ファイナンス&リースさんは非上場のため、株価騰落率の比較ができません。

 

 

営業資産残高ランキング

2021年度

リース業界は営業資産残高で比べるんですね。2021年度は下表の通りの結果です

こうみるとオリックスさんの規模と収益力が他社を圧倒していますね。他の5社の純利益を足してやっと2,200億円。抜き出た存在です。

一方で業界3位だった三菱UFJリースさんが6位だった日立キャピタルさんを吸収合併し、三菱HCCさんとして業界2の座に躍り出ました。今後どこまでオリックスさんを追いかけることができる存在になるか、期待したいと思います。

ポイ積は金融セクターの代表として三菱HCCさんを保有しております。選んだ理由は配当利回りの高さと増配方針。2023年3月期も増配予想としており、これで24期連続です☺️

 

NEW! 株価騰落率比較(2022年7月末時点)

2020年12月末の株価を起点に、毎月月末の株価をプロット。現時点の株価の騰落率を比較しています。

冒頭に記載の通り三井住友ファイナンス&リースさんは非上場会社のため比較対象外です。

一時はリードを奪った三菱HCCさんですが、オリックスさんが地力の差で突き放しています。一方で三菱HCCさんや芙蓉総合リースさんが必死で追走しています。

抜けて厳しいのが東京センチュリーさん。マイナスは40%超ということで一時の半値水準からはやや戻してはいますが、今後持ち直せるか。上がっていくことを見込む方にとっては今が買い時になるでしょうか。

東京センチュリーさんはNTTさんとの合弁会社の成長を加速させることで、ポジティブに株価に反映させたいところです😗

ポイ積保有の三菱HCCさん、株価の向上と配当性向の維持・向上の両立を期待しています☺️

 

各社の主要なニュース

リース各社の株価材料になりそうな、もしくはなった主要なニュースをピックアップします。基本的には全て日経新聞です。貼ってあるリンクはオンライン有料会員しか見れないものもありますので、ご容赦ください。

ただ、リース業界はそこまでニュースが多くないです。

 

 

三菱HCC

2022年7月:定額制倉庫ロボに資本参加

三菱HCCさんがめいんではありませんが、同じ三菱グループ三菱商事さんが中心となって倉庫ロボット事業の新会社を設立。そこに三菱HCCさんも参画します。EC取引が拡大する中で、倉庫内作業の効率化を目指す取り組みです。正に倉庫のDXですね。

www.nikkei.com


 

芙蓉総合リース

2022年7月:起債環境変化で劣後債を延期

短いニュースですがなるほどって感じです。金利の先高感で、こうした社債への投資を控える投資家さんが増えている模様。よって社債を起こしても需要がないって可能性あり、延期とのことです。

www.nikkei.com

 

2022年7月:航空機リース料を軽減

リース業界にも脱炭素の流れは等しく押し寄せているようです。というよりもリースをする会社さんの脱炭素目標の達成具合に応じてリース料を優遇するっていことなので、航空会社の脱炭素を促す取り組みですね。

www.nikkei.com