「低ボラ株」とは何か?徹底解説🔥

こんばんわ、ポイ積 純一郎です。

本日は「低ボラ株」について詳しく解説したいと思います。「低ボラ銘柄」とも呼ばれており、これらの銘柄を中心に据えた投資戦略もあるので、是非ご覧ください。。

 

 

「低ボラ株」は一言で言うとどんな銘柄?

「低ボラ株」の「ボラ」はボラティリティー(変動率)の「ボラ」。つまり低い変動率の株、株価の振り幅が小さい銘柄を「低ボラ株(低ボラ銘柄)」と言います。こうした銘柄を中心にすえ、かつ高配当株を組み合わせる「低ボラティリティ投資戦略」を実践する投資家の方も一定割合いらっしゃいます。

変動率が低い相場を「低ボラ相場」とか、同様に通貨でも「低ボラ通貨」と言われるものもあります。

「低ボラ相場が長引いていますね」みたいな使い方が出来たりしますので、「低ボラ」という言葉を覚えておくと良いですね。

「お前の給料低ボラじゃね?」とかは言わないか。

 

 

低ボラ株はどんな時に買われる?その特徴は?

変動率が低い銘柄たちはどんな環境下で買われるのか。それはずばり景気後退局面であったり、相場全体が下げ局面、金利上昇局面などの環境下です。このような局面では低ボラ株たちに資金が流入し株価も上がりがちです。

何故ならば、こうした低ボラ株たちは株価の振り幅が小さいので、大きくあげることも少ないものの、大きく下げることも少ない。先行き不透明な局面の時にはリスク回避の意味で機関投資家の資金が流入しやすい傾向にあるからです。

実際にはこうした低ボラ株を中心に構成された「上場投資信託(ETF)」なども複数存在します。個別株でも低ボラ株かつ高配当株を中心に構成させることで、振り幅少なく配当を増やしながら長期投資ということも可能ですね。低ボラティリティー投資戦略です。

 

 

低ボラ株中心のファンド代表例と組入銘柄

それでは低ボラ株中心のファンドにはどのようなものがあるのでしょうか。幾つか見てみたいと思います。

【1399】上場高配当低ボラ

正式名称は「上場インデックスファンドMSCI日本株高配当低ボラティリティ」で、管理会社は日興アセットマネジメントさんです。

2022年7月末現在の年初来高値1,678円、年初来安値は1,476円と上下15%以内の範囲で値動きをしています。

組入上位5銘柄(2022年3月31日現在)

同ファンドのページから拝借してきました。意外にも商社である丸紅さんとか、三菱商事さんが上位にきていますね。

 

【91314223投信】楽天・先進国低ボラファンド

正式名称は楽天・先進国低ボラティリティ株式ファンド(為替ヘッジあり)」です。為替ヘッジなしもありますが、ほぼ売れていません。

個別銘柄に投資するのではなく、低ボラ先進国株を構成する上場投資信託を複数保有するフンドになります。以下がファンドの仕組みです😗(目論見書から)

 

そしてこちらが投資対象ファンドの概要です😐(目論見書から)

 

低ボラ株として取り上げられる日本株代表例

日経新聞などでよく出る低ボラ株の例です。

セブン&アイ

ヤオコー

オリエンタルランド

JR東海

近鉄GHD

京王電鉄

中部電力

東北電力

中外製薬

第一三共

しまむら

日本郵政

キャノン

NTT

あまり一貫性ないかも知れませんが、公益事業だったり不動産・エネルギーだったり、有形固定資産の比率が高い会社などは、景気低迷期や物価高(インフレ)の時に、価格の値上げがし易く業績も安定するため、株価変動も抑えられるような特徴もあるようです。

 

以上「低ボラ株」の解説でした😗