最後通牒ゲームの謎

こんばんわ、ポイ積 純一郎です。

小林佳世子さんの「最後通牒ゲームの謎」という本を読みました📚

 

Aさんに1,000円を渡します。AさんはBさんとこの1,000円を分配する権利を持っていますが、BさんがOKと言わなければ、二人ともお金をもらえません。

この1,000円はタダでもらえるわけですから、Bさんは仮にAさんから1円と言われても1円得をすることになります。

さて、Aさんは幾らを提案し、Bさんは幾らならOKというのでしょうか。

 

こんな問いを投げかけるのが最後通牒ゲームだそうですが、全てを経済的に考えれば、1円でもタダでもらえるならもらえば良いのですが、Aさんが999円を持っていくことにBさんが納得するのか。Aさんも1円をあげればBさんも得するし、Aさんは最大限の得をできるわけですから、Aさん999円、Bさん1円と提案すれば良さそうですが、結論として多くのケースはそうはならない。それは何故か。

 

試しにポイ積の次男に同様の質問をしてみました。1000円をどう分けるか。すると自分が600円、相手に400円との答え。何故そうしたのか?

するとまさにこの本で指摘されている心理状態を答えました笑

 

人の目を気にする、損をしてでも人を罰したい、人間がどのように自分の行動を選択しているのか、そんなことを突き詰めていく、この分野の学問の触りがわかる本です☺️