こんばんわ、ポイ積 純一郎です。
農林中金の「おおぶね」ファンドシリーズで有名な、奥野さん著の「教養としての投資」を読みました。
面白くって、ほぼ1日で読み終わりました。
ポイ積はポイント活動家・ポイント投資家として長期投資を行っておりますが、奥野さんの思想は正に長期投資。その考え方を記すだけでなく、社会人として、ビジネスマンとして、投資を通じた学びをすべきだ、みたいなことが書かれています。
バフェットに影響を受けた長期投資での銘柄の選び方は学びが多く、ポイ積最強ポートフォリオの選定前に読んでおくべきだったなと多少後悔しました。(但し、揺るぎません!)
また一喜一憂することは一切ないという点、一喜一憂長期投資家のポイ積としては、尊敬以外の何物でもありませんでした・
でも奥野さんのフィロソフィーは、今後のポイ積の投資に反映させられることが出来ることも多々ありますし、「ビジネスエリートになるための」とのサブタイトルがある通り、ビジネスマンとして参考になることも多々ありました。
おすすめの良書です!🤗
【ポイ積ノート】ネタバレ注意
- 「うわー、損した」なんて思ったことは一度もない。なぜなら株価を買っているわけではなく、あくまでも事業を買っているから。将来、確実に成長するだろうと思える事業に投資するので、多少株価がぶれたとしても、それに一喜一憂することは一切ない。
- 投資はビジネスの最良の教科書。投資で成功するために重要なのは「総合力」。社会人に必要になるのは、一つひとつの教科の知識ではなく、それまで学んできた各科目を組み合わせる能力。(共通点)
- 目にしたもの、歴史的な事実から思いを巡らせて、その国の歴史的背景、文化的背景に関する仮説を導くことによって、自分なりの主張を持つことが、ビジネスでは極めて重要。
- 「有能の境界」という考え方は優先順位を考えるのに役立つ。コントロールできるのは自分の将来のみ。これに気づくことなく、自分自身ではどうしようもない境界の外にある余事に足をとられ、過去に引きづられ、他人に言われるままの人生を生きれば、相当の確率で頓挫する。
- 「この農地からどれだけの農作物が取れるか」を考えるのが投資、「この土地がどのくらい値上りするか」を考えるのが投機。
- 「株式市場は、短期的には人気投票の場に過ぎないが、長期的に見れば『価値』の計測器として機能する」
- 「自分の応援したい会社に投資する」という人がいるが、これは全く意味不明。
- ある一個の製品を製造するのにかかったコストが50ドル、購入した顧客の追加的な価値が1,000ドル、この製品を販売するときにいくらの値段を設定するか。欧米の経営者から返って来た答えで最も多かったのは「500ドル」。顧客にとって1,000ドルの付加的なな価値を提供したのだからそれを折半しようとの考え方。一方日本人経営者は「100ドルで売ればいいじゃん」(それでも50ドルの利益は出る)という話になってしまう。
- 「売らなくていい会社しか買わない。」ウォーレン・バフェットは、コカ・コーラの株を32年間持ち続け、株価は20倍になっている。
- 「長期とはどのくらいのことを指すのか」その答えは「永久」。
- 長期投資であっても実際の株価がフェアバリューに対して、2倍、3倍などと大きく上回った時は、ひとまず売却して利益を確定させる。
(読書記録⑰)