武田薬品工業さん、巨額新薬投資!

こんばんわ、ポイ積 純一郎です。

4月8日日経新聞朝刊に『武田、新薬投資5500億円』との記事が出ていましたのでご紹介。

 

製薬業界はお薬の特許権を持っているかどうかが鍵と言われますが、ポイ積最強ポートフォリオのヘルスケアセクター代表・武田薬品工業さん、現在の主力製品「エンティビオ」の開発・製造に関わる特許が20年代半ばから順次切れるため、後発商品が出ると減収要因になります。

 

ちなみに「エンティビオ」っていうのは潰瘍性大腸炎の治療薬で、2019年には約3,500億円を売上げ、これから5,000億円製品に育てようという武田薬品工業さんの大エースです。

 

この主力薬の特許切れを控えて2022年3月期の研究開発費が最大で5,500億円、前期末予想比で1,000億円増やして過去最高規模を見込むというものです。睡眠障害ナルコレプシー」を改善する治療薬などで最終段階の臨床試験を進め新薬の創出を目指しています。

 

ナルコレプシー」は日中に突然眠気に襲われる神経性疾患の一種で世界で300万人の患者がいるそうで、実用化されると「エンティビオ」が目指す5,000億円を超え、売上高約6,500億円が見込まれ、将来の収益の柱になる可能性がある製品になります。

 

鉄板配当180円の武田薬品工業さん、こうした新薬候補への投資を続けることで2030年には売上高5兆円企業になることを目標としており、これを達成することでポイ積最強ポートフォリオの柱に育ってほしいですね。

 

(新聞記事⑯)