CB(転換社債)発行発表からの一時9%安⤵︎

こんばんわ、ポイ積 純一郎です。

9月21日の日経新聞夕刊「話題の株」に日本製鉄さんが取り上げられましたので自由研究しました🧪

 

www.nikkei.com

 

日本製鉄さん、鉄鋼業界世界3位、国内最大手の一流企業さんです。この日本製鉄さん、9月17日の東京株式市場で、一時前日比9%下げの安値をつけました。

株価の動きを見てみます。

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日付

基準価額

騰落率

備考

20201230

1,328

ーー

 

20210128

1,185

▲10.8%

年初来安値

20210630

1,873.5

+41.1%

 

20210914

2,381

+79.3%

年初来高値

20210917

2,087.5

+57.2%

安値

20210917

2,153

+62.1%

終値

騰落率は昨年末対比。

 

日本製鉄さん、右肩でずーっと上がってきて9月14日に年初来高値、昨年末対比で約1.8倍となりつつ、17日に大きく下げました。

日経新聞記事によると、この下げは16日に日本製鉄さんが発表した計3,000億円のCB(転換社債)発行を嫌気したもの。15年ぶりに発行したCBで、将来の一株利益の希薄化などを懸念する動きでした。

全てのCBが転換されると、発行済みの株式数が11%増えて、一株利益の希薄化につながります。

 

ちなみにCBは、社債新株予約権が付された形態で発行されます。「新株予約権」とは、株式を一定の条件で取得するための権利のことで、新株予約権を行使すると、発行時に決められた値段(転換価額)で社債を株式に転換することが可能です。新株予約権の行使によって発行される株式数や、新株予約権を行使できる期間(転換請求期間)などの条件は、あらかじめ決められていますが、今回日本製鉄さんが発行するのは転換価格2,884円(2024年満期:17日終値対比+34.0%)、3,022円(2026年満期:同+40.1%)と17日の終値を大きく上回る水準です。

 

脱炭素やEVで盛り上がる日本製鐵さんですが、将来は如何に😗