三人の女たちの抗えない欲望

こんばんわ、ポイ積 純一郎です。

日経の書評に出ていました「三人の女たちの抗えない欲望」という本を読みましたのでご紹介します。

 

色々なジャンルの本を読むことを心掛けるポイ積ですが、この本は極めて異質、性的表現はほぼ至る所に出てきますし、いわゆる「女心」みたいなのが散りばめられていて、ちょっとした勉強にもなります。

 

三人の女たちっていうのが、高校時代に恋愛関係にあった教師を、性的虐待で告発する大学生のマギー、レストランオーナーとして成功しつつも、夫に従い、第三者を交えた乱行生活を送る美人妻のスローン、集団レイプを受けたトラウマに苦しみつつ、再会した初恋の相手とダブル不倫をする二児の母リナ。

 

マギーの相手となる教師は、州の最優秀教員に選ばれるような、若くて人気のある先生で、恋心を抱くマギーは訴えたときには体重も増えて釣り合わない。周囲からは「そんなわけない」と思われ、「金目当て」の訴訟と思われる。

 

個人的にはスローンが刺激的で、夫が選んだ第三者と3Pをするという美人妻です。この行為で夫から「愛されている」実感を得る。

 

リナは集団レイプの過去をトラウマに抱えながら、手を出してくれない夫、キスさえしてくれない夫から離れてダブル不倫をする。

 

こんな彼女たちに8年間にわたって取材を行なってきた著者のノンフィクション作品でした。

(読書記録24)