こんばんわ、ポイ積 純一郎です。
4月30日にポイ積最強ポートフォリオのエース格、大東建託さんの決算発表がありましたので、ポイ積が過去に読んだ「会計×戦略思考」で仕入れた観点も踏まえて、見てみたいと思います。
さて大東建託さんの決算ですが、「減収減益も、計画を上回る実績で着地」ということでマーケットの反応も上々でしたね☺️
売上高、営業利益、経常利益、いずれも計画地を上回っています。
主要指標である受注高は▲30.9%の3,588億円。主にはコロナの影響でした。もう一つ居住用入居率。これは前年対比+0.6%の97.8%。それにしても入居率は凄いですね。
経営指標であるROEは20.9%。9.7%減ってこの水準です。高い!次に売上高営業利益率は5.8%。「会計×戦略思考」にも書いてありますが、業種によって違うものの、世界標準、目指す水準は10%ということで、これは今いっちょ日本標準。
株主還元、良かったですね〜☺️配当性向50%を維持して、計画比+47円の455円です。但し、ポイ積最強ポートフォリオでは増配企業中心に選んでいますので、今年度減配の大東建託さんはペナルティです。但し、来期は増配の計画ということで期待します。
さて、「会計×戦略思考」で学んだもののうち、3つほど指標化して見てきたいです。同著ではニトリさんの数字がよく取り上げられていて、絶対王者感が凄かったので、ポイ積最強ポートフォリオの比較対象で掲載します。
①優良倍率(ポイ積命名)
同著ではまずみるべきは「利益剰余金」としています。これは企業が稼いだ毎年の純利益が蓄積されていくところになり、いわゆる内部留保です。優良企業であるほど、資本金の額(+借入金)は利益剰余金に比べて少ないことが多いそうです。よって以下の計算式で弾いた数字を、優良企業かどうかをみる指標として「優良倍率」と名付けました。
優良倍率=利益剰余金÷(資本金+借入金)
でこれを計算すると下表の通りとなります。
|
利益剰余金① |
資本金② |
借入金③ |
優良倍率①÷(②+③) |
王者 |
612,082 |
13,370 |
50,715 |
955.1% |
大東 建託 |
266,899 |
29,060 |
96,748 |
212.1% |
(単位:百万円)
絶対王者すごいですね・・・。これ今後、決算がオープンになるに連れて追行していきます。
②キャッシュリッチ率
「手元の現金・預金と有価証券の合計額が、売り上げに対して大きな割合を占めている企業がキャッシュリッチ企業。」との定義に従って算出。
|
現預金① |
有価証券② |
売上高③ |
キャッシュリッチ率 (①+②)÷③ |
王者ニトリ |
158,577 |
7,791 |
716,900 |
21.9% |
198,993 |
1,502 |
1,488,915 |
13.4% |
(単位:百万円)
やっぱり絶対王者強い・・・。
③5年平均成長率
最後はやっぱり成長性を見ておきたい。これ将来に関わりますからね。
|
2020年度 売上高 |
2016年度 売上高 |
5年平均 成長率 |
王者ニトリ |
716,900 |
458,140 |
111.8% |
1,488,915 |
1,411,643 |
101.3% |
(単位:百万円)
やっぱり絶対王者強い・・・。しかし大東建託さん伸びてないっすね😭
いずれにしても、決算シーズンですので、勉強も含めて3指標を追いかけていきます。
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