モビリティーサプライヤー進化論📚

こんばんわ、ポイ積 純一郎です。

「モビリティーサプライヤー進化論」という本を読みましたので記録します📚

 

本日は1月1日から数えると36週目ですが、年間50冊の読書目標に対してはオンペースからやや遅れている感じです🙄

 

さて、このんはサブタイトルに「CASE時代を勝ち抜くのは誰か」とあります通り、CASEの時代に自動車部品サプライヤーがどのように変革し勝ち残っていくのか、やや業界専門の方向けの本に感じました。

 

金融業界におるポイ積ですが、こうした業界にも関連するため、勉強のために読んだ次第です。

 

CASEはConnected,Autonomous,Shared,Electricの頭文字ですが、MaaSと共に自動車業界は100年に1度の大変革期を迎えていると言われています。

 

こうした時代に既存メーカーさんだけでなく、異業種からの新規参入も相次いでおり、まさに勝ち残り戦略が大事だということです。

 

以下はメモ。企画書とかで使えそうな図も写メって記録。

 

  • アジャイルは現場主導型での自律的な目標達成を志向した開発のやり方であり、むしろ日本の製造現場が得意としてきた「各個の判断による自動化対応」の正常進化。「何を達成したいのか」というコンセプトを明確にし、その達成を測る成果指標を明確にすること。その上で、具体的な実現手段の権限は現場に委譲することが必要。
  • 戦に例えると、攻略すべき対象が山の上に固定されていた城郭から、どこから敵が現れるかわからないゲリラ戦に変わったようなもの。
  • 例えばトヨタ自動車は2001年に海外売り上げが国内売り上げを上回り、2014年には北米売り上げが国内売り上げを上回った。この動きに呼応する形で、デンソーは2013年に海外売り上げが国内売り上げを上回った。
  • マネジメント層には、挑戦の結果の失敗を咎めない胆力も求められる。新規事業には失敗はつきものである。「見逃し三振」は論外だが「フルスイング」をした結果の三振(失敗)には、「ナイススイング」とマネジメント層が言えることこそが仮説検証型の検討の継続につながり、未来の「ホームラン」を創出できる。
  • この種の予測データの積み上げから構築される将来像は概ね誰にでもアクセスできるものである。未来でありながらも、既にレッドオーシャン化した市場とも言える。与えられた将来像は参考にしながら、自社ならではのイノベーションプラットフォームを踏まえて自社の「世界観」を描画し、その世界観に沿って価値訴求を行うことが企業の価値創出の重要な源泉となる。
  • 長期的に見ると大きく化けるアイデアの獲得のために活用したいのに、目先の1〜2年のP/Lに蓋然性を求めるのは本末転倒である。
  • 「いかに自動車メーカーの不得手な領域を自分たちが獲得するか」という発想。それは必ずしも最新の開発領域でなくても良い。例えばカーオーディオなどは好例。カーナビは自動車メーカーの技術領域で把握できるが、カーオーディオはそうでないため容易に模倣されない。
  • 重要なのは「ある程度認識されていたが、先送りされていた問題」や、「競合も含めてこれぐらいの水準と思っており、それほど課題として認識されていなかった問題」も含めて、聖域なく「やるべきことはやる」という精神で活動に落とし込む点である。

 

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