インスパイア型リーダー養成本『WHYから始めよ!』

こんばんわ、ポイ積 純一郎です。

サイモン・シネックさんの『WHYから始めよ!』という本を読みました📚良書です☺️

 

 

帯にもありますが、TEDで大人気になった講義で、視聴回数ランキングは第3位、1700万回超の再生回数です。

読んでみての感想は、経営層、管理職は必読、YouTubeでここまで再生されるのは理由があるってこと。『目的』と『目標』の違いとか、最近で言うと『パーパス経営』に通ずるところで、この本に出てくる事例などは『WHYから始めること』をストンと腹に落とさせてくれます。

 

【ポイ積・メモ】

  • 私がWHYと問うとき、それは、あなたの目的はなんですか、大義や理念はなんですかと尋ねているのだ。なぜ、あたなの会社は存在しているのか。
  • どこかに帰属していたいという願望は、非常に強力だ。だから私たちは、どこかの一員になるためなら苦労を厭わない。治部とよく似た人たちに囲まれていたいし、同じ価値観を持つ組織や人のそばにいたいと思う。
  • MACのユーザーは常にジーンズにTシャツ姿の若者であり、リラックスしており、ユーモアのセンスを持っている。そして横に立つ『システム』をからかっている。そして隣のパソコン役の男性は、アップルの定義により、常にスーツ姿だ。年長で杓子定規で、面白みにかける。MACと一体感を保つためには、あなたもマックみたいにならなくちゃ。このCMでアップルが伝えたことだった。
  • 誰もが一日中決断を繰り返している。それも感情に駆られて決断を下している。入手できる情報を隅から隅まで確認するような真似はまずしない。その必要もない。それは確実性の問題だ。『私は情報の3割で決断を下せる。』とコリン・パウエル国務長官は語り、『8割以上あるようでは多すぎる』とも述べた。
  • 争点となっているたった一つの論点などより、もっと大きなことについて信頼できる人物でないと、リーダーにはなれない。人をインスパイアしたければ、まず、志や理念といった自分のWHYを明確にしておこう。
  • 指針を明確にするには、動詞を使うといい。『誠実』ではなく、『常に正しいことをしよう』と書こう。『イノベーション』ではなく、『問題を違う角度から眺めよう』と書こう。
  • 自分の信条を人々に伝える唯一の方法は、あなたの言動なのだ。そして、あなたの信条と言動に一貫性がなければ、あなたの信条は誰にも伝われらない。
  • 自分が心から信じていることを言い、行動に移す。それがオーセンティシティだ。だが、自分のWHYがわかっていなければ、志や理念を行動であらわすことなどできない。自分のWHYと言動が矛盾せず、終始一貫していなければ、本物になれない。WHY抜きで本物になろうとするのは無駄な努力だ。そんな真似をしても、結局、ニセモノで終わるのだから。
  • 先頭に立つ人間がいくら導こうとしても、誰にも従う気がないのなら、リーダーなど務まる訳が無い。
  • 『技術を雇うんじゃない、姿勢を雇うんだ。技術なんぞ、いつだって教えられる。』
  • リーダーの役割は、様々な名案を示すことではない。リーダーの役割は、名案が浮かぶよう環境を整えることだ。
  • どれほど経験豊富であろうと、どれほど熟練していようと、空中ブランコの芸人は下に安全ネットがないところで、危険な技の練習をしようとはしない。ネットが用意されているとわかっていれば、以前にやったことがない荒技に挑戦しようという気になる。
  • 『もう自分のことを考える時期は終わりました。そろそろ自分のことではなく、後進のことを考えなさい。』
  • 悲観論者はたいてい正しい。だが、世界を帰るのは楽観主義者だ。
  • 成功(WHY)と業績予想(WHAT)の達成は同じものではない。
  • 人々の生産性をあげれば、誰もが能力を存分に発揮できるという理念に基づいて創業された会社が、ただ単にソフトウェアを開発する会社になった。こうした一見曖昧な変化が、行動に大きな影響を及ぼす。そして決定を変える。そして未来を見据えた会社の構造を変える。
  • リーダーに求められるのは最高の頭脳ではない。理念を実行するよう、社員を導くことだ。価値観を体現し、全社員にWHYの存在を思い出させることなのだ。
  • 私たちは常にだかと競争している。他の誰かの上に立とうとする。より良い品質。より多くの特徴。より良いサービス。そうやって、常に他人と自分を比べる。すると誰も私たちを助けたいと思わなくなる。だが、日々、自分自身をよりよくするために出社したらどうなるだろう。