引力の欠落

こんばんわ、ポイ積 純一郎です。

上田岳弘さんの「引力の欠落」という小説を読みました📚

 

世界を支える9人の柱、クラスターと呼ばれる未確認生存人間の成り立ちを追いながら、欠落した「引力クラスター」の後任候補者となった行先馨の物語です。

 

cluster1 祈り

cluster2 壁

cluster3 エロス

cluster4 錬金(れんきん)

cluster5 遠方

cluster6 効率

cluster7 運命

cluster8 斥力(せきりょく)

cluster9 引力

 

短編集のようにそれぞれの成り立ちを追いかけながら、同時並行で奇妙なペントハウスに招かれた行先馨と8人のクラスター、それを仲介するMやセロトニン・マエストロ・JOEとの掛け合いが大変不思議な世界で、著者の頭の中を覗きたくなる展開でした。

 

何かの書評で読んで面白そうだったので購入しましたが、おすすめの1冊です。