こんばんわ、ポイ積 純一郎です。
7月締まっての業界比較、本日は医薬品業界の大手6社さんの比較を行いたいと思います。
業界地図さんを参考にした医薬品大手6社は以下。
1位 武田薬品工業
2位 アステラス製薬
3位 第一三共
4位 大塚HD
5位 エーザイ
6位 中外製薬
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さて、7月にはどんな株価材料があったのでしょうか。日経新聞を辿ってピックアップしてみます。
まず中外製薬さんが眼科医薬品販売に参入するとの記事。中外さんは世界第1位の製薬会社・ロッシュと提携していて、同社の医薬品を日本で開発・販売する権利を持っています。今回はその権利を行使し、『バビースモ』という眼科薬の販売を開始。年間320億円の売り上げを見込むとのこと。320億円というと同社売上の5%弱ぐらいに相当しますから、まあまあな意気込みです。
中外製薬さんは1~6月の純りえきが73%増と好調でしたが、株価には大きな反応はありませんでした。
逆に武田薬品工業さんは、4~6月の純りえきが24%減という結果になったのですが、昨年度の事業売却益の反動でのマイナスということで、こちらも株価の下落等の反応なく寧ろあげました。折り込み済みってことでしょうかね。
株価材料として大きめの反応があったのは、エーザイさんのアルツハイマー病新薬関連。この情報でエーザイさんは株価が一旦跳ね上がった後、急落したわけですが、今回FDAが優先審査をするとの発表で、株価を押し上げました。
株価材料にはなりにくそうですが、大塚HDさんの瓶入りポカリの販売開始はESG投資の観点で興味深いニュース。
第一三共さんからは、主力のがん治療薬『エンハーツ』がアメリカで特許侵害の判決を受けたとの報道。当然控訴。ただ訴えた側の損害額が58億円ということで、株価の変動はほぼ見られませんでした。
最後に製薬業界全体に際する特集ですが、製薬会社大手がデータ人材の育成支援に力を入れているって記事がありました。ただこれって別に製薬業界に限った話ではないですからね…。
さて、そんなこんながありました製薬業界ですが、2020年12月末を起点として、毎月月末の株価騰落率をプロットしました。結果は以下のグラフ😗
アルツハイマー病新薬のエーザイさんがやや持ち直し気味ですが、まだまだマイナスの状況。
ポイ積のヘルスケアセクター代表銘柄・武田薬品工業さんは日経平均を超えてプラスをギリギリ維持。
相変わらず中外製薬さんが厳しく、アステラス製薬さんの一強状態が続いています。
今この業界では大手6社には入りませんが、塩野義製薬さんのニュースが比較的多く出てきます。やはりコロナの治療薬の状況がどうなのか、世間が注目をするところです。バカ売れする新薬を作れるかどうかがこの業界の浮沈を左右する重要なファクター。
ポイ積の鉄板180円配当銘柄、武田薬品工業さんにも頑張ってもらいたいところです。
それでは。