こんばんわ、ポイ積 純一郎です。
本日は2022年7月末を終えた時点でのビール業界大手3社の比較を更新しました。
さて、コロナ禍でやや停滞気味であったビール各社ですが、1月〜6月の半年間の販売は前年同期で+3%と増えたものの、コロナ前に比べると▲13%と依然として回復には至っていない模様です。一方で、前年同期でプラスになったのは10年ぶりとのこと。業務用ビールが回復基調にあるのは良いニュースのようです。でも第7波が来てこの回復基調が続くかどうかですね。
販売シェアはキリンとアサヒで36%ずつと拮抗(日経推計)。熾烈な争いです。
株材料としてはどうでも良いですが、アサヒイメージガール廃止のニュースは残念😢
井川遥一推しで異論は受け付けません。
サッポロさんが海外(米国)のクラフトビールメーカーを買収したとのニュースも入ってきました。北米事業が順調のサッポロさんにとっては、さらなる強化っていう感じのニュースです。
キリンさんの個人株主が増えているっていうニュースもありました。増加数のランキングでは3位。株式分割をして買いやすくなったトヨタさんが1位ですが、キリンさんはとりわけ優待狙いの株主さんが増えているようです。一方で株価ではビール3社比較では辛い状況が続くのですが…。
さて、ということでビール業界大手3社の株価騰落率を2020年12月末を起点に比較してみました。毎月月末の株価騰落率をプロットしています。
サントリーさんは上場していないから比較対象外ですね。
ご覧の通り、海外事業好調のサッポロさんが優位を保っています。
キリンさんもジリジリとあげてはきていますが、依然として水面下。日経平均の当落率を下回る状況です。
アサヒさんはわずかに日経平均を上回る10%弱ぐらいの水準。一時はサッポロさんと対等に戦っていましたが…
ということでビール業界では+50%近くとなっているサッポロさんが抜けている状態。一方で先日比較した石油業界ではENEOSさんも+40%ぐらいあげていても不調組。INPEXさんとかコスモエネさんに遠く及ばない状況からすると、業界による好不調の波の違い、コロナ禍の影響の違いが鮮明にわかる結果ですね。
8月にどのような風が吹くのか、とりわけ第7波の影響はビール業界に少なからずあるのではないかと思います。