こんばんわ、ポイ積 純一郎です。
週刊ダイヤモンドの「東証再編大淘汰」との特集、興味深く読ませていただきました。
その中で「流通株式比率」に関するワーストランキングが掲載されていましたが、このワーストランキングに掲載される企業さんたち、本当に大丈夫?という感じです。
ちなみにワースト1位はゆうちょ銀行さんで、その比率は10%未満。
ランキングを見ていて上位に目立つのは親子上場パターン。
親離れしたい子、子離れできない親(子を離したくない親)、みたいな書き方がされていますが、親にとって子をプライムに上場させておく意義があるかないかで、この後の対応が変わってきます。
特集では特にゆうちょ銀行(日本郵政)と近鉄百貨店(近鉄HD)の親子関係について詳報していますが、子にとっては親が大量保有する株を手放せば経営の自由度も増しますし、投資家から直接厳しい目で見られると言うのは、一定意義のあることだと思います。
一方で親にとっては、グループ全体価値の向上、近鉄で言えば沿線価値の向上に近鉄百貨店が欠かせないとなると、経営権は握っておきたいと考えますし、配当収入や利益貢献の観点でも手放せないとなったりします。
こんな関係が両グループだけじゃなく、上場会社の至るところにあり、今後親子関係の駆け引きが活発化してくることが想定されます。
東証再編が市場全体の活発化につながると良いですね☺️